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レニショー、EMO 2015 展にて新バージョンの REVO® マルチセンサー 5 軸計測システムを発表

2015 年 10 月

レニショーは、三次元測定機(CMM)用の革新的なマルチセンサー 5 軸計測ヘッドの新しい拡張バージョン、REVO-2 を発売いたします。REVO-2 と新しい CMM コントローラーの UCC S5 は、ご好評をいただく REVO マルチセンサーシステムを基にしており、RVP ビジョン測定システムなどの最新型 REVO センサーに対応するためにパワーとコミュニケーション能力を強化しています。このヘッドは、A 軸のマイナス方向への移動範囲も拡大されているため、パーツへのアクセス性を高め、スタイラスを簡単にセットアップできるようになっています。

REVO-2 には、小型なパッケージに高い耐久性とひときわ優れた計測性能を兼ね備えたレニショーの ATOM™ 光学インクリメンタルエンコーダシステムを組み込んでいます。これはオプティカルフィルター機構を使用する世界最小のリードヘッドです。ATOM の最高速度は 20m/s(17mm のディスクで 29,000 RPM)、分解能 は 1nm(108mm のディスクで 0.004 角度秒)で、一連のロータリー(角度位置決め用)スケールは、ガラス製のものをご利用いただけます。

REVO-2 は、一連の 2D / 3D 触覚プローブ、表面粗さ測定プローブと非接触式ビジョンプローブを使用してワークデータを収集しながら、3 つの機械軸と 2 つのヘッドの軸の動きを同時に制御する世界で唯一のCMM 用スキャニングシステムです。革新的な設計のこのヘッドには、超高速データ取得で高精度のワーク測定を行うために、高度なレーザー測定テクノロジーと電気信号送信テクノロジーが組み込まれています。5 軸制御システムを用いることにより、ヘッドの動きが多くの測定をカバーすることとなるため、機械の移動に伴うダイナミックエラーを大幅に軽減することができます。ヘッドは三次元測定機に比べて軽く、動作性に優れているため、動的誤差を生じることなく部品の形状変化に素早く対応することができます。REVO-2 マルチセンサーシステムは、以前の REVO と同じ I++ DME 準拠のインターフェースで管理します。

REVO システムは、革新的な 5 軸計測技術がもたらす CMM でのワーク寸法計測に対する劇的な成果が評価されたことで、各種の栄誉ある賞を受賞しています。

レニショーでは、2015 年 10 月 5 ~ 10 日に開催される EMO 2015 展にて新しい REVO-2 システムのデモを披露しますので、ホール 5、D15 スタンドまでお立ち寄りください。

詳細については、www.renishaw.jp/cmm を参照してください。

レニショーについて

レニショーは世界をリードする工学・科学技術企業で、高精度測定ならびにヘルスケアの専門技術を提供しています。レニショーが提供する製品とサービスは、ジェット機のエンジンや風力タービンの製造から歯科および脳外科にいたる多様な用途に使用されています。3D 印刷とも呼ばれる積層造形の分野でも、世界をリードしており、英国では唯一、金属粉末からパーツを「印刷」製造するための産業向け機械の設計と製造を手がけています。

レニショーグループは、現在世界 33 ヶ国に 70 拠点以上のオフィスを構え、4 千人以上の従業員を擁しています。そのうちの 2,600 人は英国で勤務しています。レニショーの研究開発および生産活動のほとんどは英国で行われており、2015 年 6 月末の会計年度の年間売上は 4 億 9470 万ポンドで、そのうちの 95% が輸出による売上でした。レニショーの最大市場は米国、中国、ドイツ、日本となっています。

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