工作機械用プローブ計測テクノロジー RENGAGE™/SupaTouch:サイクルタイムを短縮して生産性を向上
2019 年 5 月 22 日
世界的なエンジニアリング技術会社のレニショーは、9 月 16 日~21 日にドイツで開催される EMO Hannover 2019 にて、RMP400 工作機械用プローブと SupaTouch の複合システムを出展します。EMO Hannover は、金属加工業界にとっての世界で最も大きな展示会で、革新的技術や、世界的な製造技術の発展に不可欠な要素が発表されます。
RMP400 は、RMP600、OMP400、OMP600、MP250 といった RENGAGE™ 技術を搭載した当社工作機械用プローブ製品のひとつです。広く実績を残したシリコン製ストレインゲージ技術と超小型電子部品が融合されており、卓越した 3D 性能とサブミクロンレベルの繰り返し精度を有します。複雑な形状や輪郭の計測に優れる RENGAGE プローブは、5 軸機が使用されることが一般的な鋳型・金型や航空機分野に最適です。さらに、測定圧力が非常に低く設計されているため、パーツの表面や形状に損傷を残しにくくなっており、デリケートなワークの寸法計測に理想的なプローブとなっています。
プローブ計測サイクルを自動で最適化
SupaTouch は、工作機械が計測繰り返し精度を低下させずに計測できる最も速い送り速度を、インテリジェントに算出する技術です。スマートなインサイクル判断により、各計測で最速のプローブ計測方式(シングルタッチまたはダブルタッチ)が選択されます。
さらに、パーツ計測中にもインテリジェントな処理が実施されます。機械の減速中または加速中にプローブがトリガーすると(ワーク位置決めのばらつきが原因で発生する場合があります)、計測結果が不正確になります。不正確な計測結果が検出されると、より適切な速度での再計測を SupaTouch が自動でプローブに指令し、精度を確保し機械アラームを回避します。
サイクルタイムを短縮して生産性を向上
SupaTouch により、オンマシン位置決め送り速度、計測送り速度、計測方法を手動で最適化する必要がなくなります。従来のサイクルと比べて、CNC 工作機械での計測時間が最大で 60% 短縮します。
すでに広く利用されている当社のソフトウェア Inspection Plus の多くのメリットが、SupaTouch によって拡張します。サイクルタイムおよびオンマシン計測結果を飛躍的に向上でき、工作機械の生産性および収益性を最大限まで拡大できます。
RENGAGE および SupaTouch については、EMO Hannover 2019(9 月 16 日~21 日)のレニショースタンド(第 6 ホール、D48 スタンド)までお越しください。または、www.renishaw.jp/rengage をご覧ください。
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