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オーストラリアの工場で、工作機械用プローブ計測が生産性向上に貢献

オーストラリアの加工業者である Hammond Engineering 社は、手作業でワークの芯出しをしていては時間がかかりすぎてしまい、精度も確保できないと考えていたことから、オンマシンプローブ計測の可能性に目を向けた。そしてレニショーの OMP40-2 プローブの導入により、セットアップ時間の短縮と生産性の向上を実現した。

Travis Hammond 氏 (Hammond Engineering 社の創業者)

Travis Hammond 氏 (Hammond Engineering 社の創業者)

背景

Hammond Engineering 社は Bairnsdale に拠点を置く加工業者である。コンピュータ支援設計、CNC フライス加工および旋盤加工を手掛けており、試作から大規模な工業生産まで幅広い生産規模に対応している。

「金属加工への情熱と IT への愛を融合するためにこの会社を立ち上げました」そう述べるのは、Hammond Engineering 社の創業者である Travis Hammond 氏だ。「一級機械工の見習いを修了した後、中古の CNC 旋盤を手に入れ、そこから事業を始めました。現在は、3 人のチームで、この地域ではこれまでにない、よりテクノロジー重視のエンジニアリングサービスを提供しています」

同社は、主に食品業界とアフターマーケット自動車部品業界を相手にビジネスを行っているが、地域の産業向けに一般的な製造や修理も提供している。

バイスを調整したりワークをセットアップしたりというような時間は、機械が稼働していない時間です。小さな企業では、時間の損失が大きなコストにつながるため、生産性の向上、納期の短縮、そして人的ミスの削減を図る方法を探し始めました。

Hammond Engineering 社 (オーストラリア)

OMP40-2 を使ったワーク芯出しと寸法計測の様子
OMP40-2 を使ったワーク芯出しと寸法計測の様子

OMP40-2 を使ったワーク芯出しと寸法計測の様子

課題

「一般的な『ジョブショップ』型の作業を行う際、1 日に何度も機械のセットアップを変更しなければなりません。バイスを調整したりワークをセットアップしたりというような時間は、機械が稼働していない時間です。小さな企業では、時間の損失が大きなコストにつながるため、生産性の向上、納期の短縮、そして人的ミスの削減を図る方法を探し始めました」(Hammond 氏)

解決策

Hammond 氏は以下のように続ける。「当社は小さな会社です。購入する機械は中古ばかりです。直近で購入したマシニングセンターにレニショーさんのプローブが付いていたので、精度と生産性を向上できるかどうか見てみようと思い、ワークのセットアップ作業にプローブを使ってみたのです」

Hammond Engineering 社が購入したマシニングセンターには OMP40-2 プローブが 1 個付いていた。マシニングセンターでのワーク芯出しや寸法計測に最適な、オプチカル信号伝達式の超小型 3D タッチトリガープローブである。スクラップや治具コストの低減、芯出し所要時間の最大 90% 短縮を実現する。

結果

OMP40-2 の使用により、セットアップ時間が短縮した。例えば、プローブを使用していない場合、バイスのアライメントには 5 分ほどかかるのが通常であったが、OMP40-2 があれば同じ作業に 1 分もかからない。1 日に 1 個のバイスのアライメント作業を行うとすると、年間で 17 時間の効率化になる。また、プローブであれば自動で角度が算出されるため、ヒューマンエラーが起きて、生産に影響が出てしまうリスクも低減した。

「プローブ計測の有用性にもっと早く気づくべきでした。OMP40-2 は使いやすいうえに精度が高く、他のものを使うのは考えられません」(Hammond 氏)


Hammond Engineering 社は、適切な位置とアライメントの確保のために、何度も加工するワークのインプロセス計測に OMP40-2 を使うことを考えている。また、工具欠損検出システムを導入し、工程の信頼性と安心感を高めることも計画している。

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