RCU10 リアルタイム環境補正システム
リアルタイム矩形波位置フィードバック用補正システム

レーザー干渉計システムを真空以外の環境で使用する場合は、環境が変化しても精度を維持できるよう、何らかの方法で空気の屈折率補正を行う必要があります。干渉計の原理はレーザー光線の波長に依存しており、レーザー波長は、ビームが通過する空気の屈折率によって異なります。
±1℃の気温変化、±3.3mbar の気圧変化、50% の湿度の変化などの環境変化により、レーザー波長に 1ppm の変化が発生し、測定に影響が及びます。
さまざまな環境条件で精度を維持するには、周囲環境の変化による空気の屈折率の変動を補正する RCU10 環境補正システムを、RLE レーザーエンコーダや HS20 長距離レーザーエンコーダと組み合わせて使用する必要があります。
RCU10 は、環境センサーを通じて機械の周囲環境をモニタし、リアルタイムで位置決めフィードバック信号の補正を行います。入出力パラメータの設定には、レニショーの設定ソフトウェア (RCU-CS) を使用します。
特徴とメリット
- 精度 - 気圧、温度センサーを使用した屈折率補正により、精度を±1ppm 以内に改善します。
- 生産性の向上 - 物体温度センサーを使用したワークと機械構造の熱膨張補正により、プロセスの繰り返し精度を大幅に改善します。
- フレキシビリティ - デジタル矩形波フィードバック信号を扱うさまざまなレーザーおよびスケールエンコーダの補正に使用可能です。
RCU10 システムの構築
RCU10 システムの構築時には、下記をご検討ください。
- RCU10 には、気圧センサーを内蔵したユニット (RCU10-PX-XX) と内蔵していないユニット (RCU10-XX-XX) があります
- 多軸システムには、高速シリアル通信リンクにより最大 6 台の RCU10 をリンクできます。多軸システムに組み込む場合、RCU10-PX-XX は 1 台あれば問題ありません。
- 気温センサー
- 物体温度センサー
システムの構築や見積りには、RCU10 パーツ番号ジェネレータをご活用ください。
仕様
| 機能 | 屈折率補正 物体の膨張補正 |
| 精度 | ±1ppm* |
| データ形式 | デジタル: RS422 矩形波 アナログ: 1Vpp Sin/Cos |
| 分解能 | デジタル: 10nm まで可変 アナログ: 20µm まで可変 |
| 速度 | 最高 5m/s |
オプション
| パーツ No. | 説明 |
| A-8014-0670 | シリアル-USB 変換アダプタ |
| RCU10-DB-XX | センサー分配ボックス |
| RCU10-AC-X5 | 外装ケーブル (5m) |
| RCU10-AT-XX | 気温トランスミッタ |
| RCU10-MT-XX | 物体温度トランスミッタ |
*デジタル出力には 3 以上の入力カウントと 1 以上の出力カウントが加わります。アナログ出力は、速度に追従したエラーがあります。
ソフトウェアのダウンロード
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Software download: RCU CS v2.0.5 [en]
RCU CS is the RCU10 configuration software. It allows all the parameters and operational modes to be configured before the RCU10 may be used. It also provides an operational display to monitor the compensation process, environment and error status.
セールスチームに問合せ
詳細については、最寄りのレニショーオフィスまでお問い合わせください。