機械製造用アライメントレーザー
アライメントレーザーとは
工作機械や精密ステージ、半導体製造装置などの製造や修理時に、各コンポーネントのアライメントをレーザーを用いて行うための精密ツールです。測定対象の装置や機械のパフォーマンス最適化を目的としたツールであり、高精度測定、測定結果のデジタル出力、リアルタイム調整、といった特徴があります。
年々、機械のアライメント工程を効率化するためのツールの需要が高まっています。
XK10 アライメントレーザーは直線軸と回転軸両方のアライメントを実施できるデジタルシステムで、従来的な手測定に取って代わることができます。機械製造やメンテナンス、修理にかかる時間を大幅に削減できます。
XK20 は、機械をより簡単に、より速く、そして最新の ISO 規格に則って製造することに特化して設計された、レニショーが誇る第二世代のアライメントレーザーシステムです。高精度で、ヒューマンエラーの削減に効果的です。
アライメントレーザーのメリット
工作機械は、製造時に精度を測定して品質を確保する必要があります。機械が完成してから見つかった誤差は修正が簡単ではありませんが、製造時にアライメントをチェックすることで誤差を完成前に見つけて容易に修正することができます。また、現場での点検時やメンテナンス時、衝突後といった各場面で、規定のアライメントチェックを行うことも効果的です。
レニショーのアライメントレーザーは、ダイヤルゲージやオートコリメータなどに代わる汎用性に富んだシステムです。短い時間で、リニアレールの真直度や直角度、平面度、平行度、水平度、そして回転軸の主軸方向や同軸度を測定できます。
測定結果は、タブレットにデジタル保存し、レポートを作成できます。また、手書き時にありがちな人為的なミスも低減できます。
主なメリット

簡単操作
熟練スタッフでなくても作業が可能です。

多角的
回転軸や主軸も測定できます。

リアルタイムデータ表示
測定データはリアルタイム表示されるため、測定しながら調整といったことが可能です。

詳細結果
CARTO の Explore を使うことで、真直度や平行度の解析が可能です。

XK20 アライメントレーザーシステムの概要
国際規格に則った製造
レニショーでは、機械の組立て時に必要な測定作業を簡素化し、誰にでもできるようにしたいというお客様のニーズの高まりを認識しています。50 年以上にわたる工作機械業界での経験を活かし開発した当社の XK20 アライメントレーザーシステムは、現代の機械メーカーが直面する課題に対応します。
XK20 は、当社の第二世代アライメントレーザーシステムです。ISO 230-11 の精度およびレポート基準に準拠しながら、比類のない精度、性能、トレーサビリティを提供します。CARTO XK20 アプリには、ISO 10791 および ISO 3070 に準拠した測定公差が含まれています。

ラウンチユニット
XK20 システムにおけるレーザーの参照となるユニットです。校正済みペンタプリズム内蔵、回転ヘッドとデジタル水準器搭載で、真直度、平行度、直角度および平面度の測定で安定した参照としての役割を果たします。また、機械や鋳物の水平出しにも使用できます。
主な特長:
- 高精度デジタル水準器
- 360°回転ヘッド
- 連続動作 12 時間以上
- 充電式バッテリ
可動ユニット (M ユニット)
XK20 システムの測定の大半でメインのセンサーとして使用するユニットです。測定対象の軸やキャリッジに従来のダイヤルゲージのように取り付けて、参照レーザーからの偏差を検出し、測定データを CARTO XK20 アプリケーションに送信します。
主な特長:
- 2 軸 PSD センサー
- CARTO XK20 アプリケーションとワイヤレス接続
- 連続動作 12 時間以上
- 充電式バッテリ


CARTO XK20 アプリケーション
CARTO XK20 アプリケーションは、レニショーのソフトウェアである CARTO の強みを活かし開発したアプリケーションです。順序立てた手順と直感的操作可能なインターフェースで、熟練者だけでなく未経験の工作機械メーカーや組立作業者も支援します。
XK20 アライメントレーザーシステムと CARTO XK20 アプリケーションを使うことで、測定プロセスがより扱いやすくなり、大型で複雑な機械構造の組立てとアライメント作業をより速く行えるようになります。測定に必要な手順がアプリケーション内に集約されており、最小限の操作で測定を完結できます。スループットが向上し、最高レベルの精度とトレーサビリティを確保します。
モバイルアプリ

CARTO XK20 は、工作機械メーカー向けに開発された、工場環境に理想的なアプリケーションソフトウェアです。Android™ デバイスでご利用いただけます。
ガイド内蔵

XK20 と CARTO XK20 アプリケーションは、それほど長時間にわたるトレーニングを積まなくても操作できます。アプリケーション上に操作手順が図やイラストで表示されるため、使い慣れている人でも慣れていない人でもご利用いただけます。
簡単セットアップ

測定を行う前に、ワークや機械にレーザーをアライメントしなければなりませんが、この作業は特に長距離で非常に時間がかかります。ですが CARTO XK20 なら、この作業を短時間で簡単に行うことができます。
データ解析

データ解析は、ニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
- グラフに任意の公差を設定して反映
- 研究開発分析用に生データをダウンロード
- 各種 ISO のフォーマットに対応した結果レポート
測定項目
XK20 は、中型~大型の機械の製造時に求められる主要な測定項目に対応しています。あらゆる機械の土台である真直度、平行度、直角度の測定を簡単に行え、平行度および直角度のテストから真直度の結果を抽出することができます。
ストレートエッジや直角定規などの従来ツールも依然として価値があるものではありますが、XK20 と CARTO XK20 アプリケーションは扱いが簡単で、経験者でも初心者でも測定をミスなく行えるのが特徴です。
平行度

平行度は、小型機、大型機のいずれにおいても重要であり、パフォーマンスを確保するためにはリニアレールやキャリッジが平行に動作することが欠かせません。当社の平行度測定ツールは、組立て初期段階で誤差を検出するうえで有効です。XK20 では、真直度測定と平行度測定を組み合わせることで、作業時間を短縮し、作業者のミスのリスクを低減します。
主要な平行度測定:
- 水平方向の平行度
- 垂直方向の平行度
- 垂直/水平方向の平行度
真直度

XK20 は、タブレットに操作手順が逐一表示されるため、トレーニングを積んでいなくても操作できます。また、大型の機械に対応するための長距離用の真直度モード (特許申請中) を実装しています。
主要な真直度測定:
- 機械ベース/鋳物の真直度
- レールに沿ったキャリッジの真直度
直角度

従来、機械の直角度の測定には直角定規が使われていますが、測定対象の軸に対して定規が小さすぎたり、または大きすぎて持運びが難しかったりといった課題があります。ですが、XK20 ならペンタプリズムと組み合わせることで、大型機でも小型機でも広く対応できます。
直角度モード:
- 直角度 (標準)
- 直角度 (長距離)

XK10 システムの概要
XK10 での測定で主にレーザー光源として使用するのがラウンチユニットです。直線軸の幾何精度測定にはラウンチユニットと M ユニットを使用します。最大測定距離は 30m です。S ユニットと M ユニットには発信部と受光部が組み込まれています。測定項目に応じてさまざまな構成にセットアップして使用します。
XK10 システムには、測定の精度と繰り返し精度を向上するために設計された、工作機械用フィクスチャキットが付属します。測定や記録は XK10 タブレットを使用します。充電式で、30 時間の連続作業が可能です。
CARTO Explore を使って真直度と平行度のレポートを生成できます。機械アライメントの確認や補正に活用できます。
また、製品のパフォーマンスを引き出すためのキャリブレーショントレーニングも提供しております。


主な特徴
幅広い測定項目に対応 - システム単体でさまざまな工作機械タイプの各種測定をカバー。
自動解析 - 測定結果はその場で表示。.xml ファイルや CARTO へのエクスポートも可能。
直感的操作可能なインターフェース - セットアップや測定を短時間で簡単に実施可能。最新バージョンについては、キャリブレーションソフトウェアのダウンロードをご覧ください。
ワイヤレス通信 - ケーブルレスで、セットアップや測定の自由度拡大。
簡単取付け - 高精度かつ高い繰り返し精度の測定結果を取得可能。またセットアップ時間も短縮。
回転ヘッド – グリッドポイントで、平面度測定のレーザー照射ポイントを簡単に調整可能。
XK10 平行度キット
XK10 平行度キットは、平行度測定のために必要な追加アクセサリです。ラウンチユニットを動かさずに、2 軸間の平行度を測定できるようになります。
精度 - レーザービームの 90°偏向。多彩な調整が可能なため、アライメントを簡単に行えます。
オプションの XK10 三脚マウントキットを使用すれば、ラウンチユニットを取り付けるスペースがない機械でも、三脚を使って測定できます。
真直度測定
軸の水平方向および垂直方向の真直度の測定が可能です。
機械製造中における、ステージやガイドの取付け時のアライメント調整に使用します。
主軸方向測定
主軸またはチャックが向いている角度を測定します。
360°全周にわたって主軸やチャックが同一方向を向いているかを確認できます。
XK10 のリファレンスマウントがあることで、リニアガイドレールがなくても、機械の幾何誤差を正確に測定して、記録に残せます。これは非常に重要なことです。評価の時間が短くなっただけでなく、いろいろな重要データをより深く考察できるようになりました。測定結果の精度や繰り返し精度をさらに向上できると思います。
Mazak Europe (英国)
ケーススタディを見るまた、製品のパフォーマンスを引き出すためのキャリブレーショントレーニングも提供しております。レニショーでは、モーションシステムのパフォーマンス向上のためのキャリブレーション製品を、各種ご用意しております。
FAQ
XK10 と XK20 の測定範囲はどれぐらいですか。
XK20 は、ラウンチユニットと M ユニットを使用した場合で 40m です。M ユニットと S ユニットを組み合わせた場合は 20m です。
ラウンチユニットと M ユニットを使用した場合で 30m です。M ユニットと S ユニットを組み合わせた場合は 20m です。
アライメントレーザーの推奨校正間隔はどの程度ですか。
XK10 と XK20 ともに、「通常の」環境で使用した場合は 2 年です。詳細については、キャリブレーションのサービス、修理、再校正をご覧ください。