工作機械内での検査を革新: レニショー、工作機械向け初のオンマシン超音波厚さ計測プローブを発表
2026 年 7 月
グローバルなエンジニアリングテクノロジー企業であるレニショーは、 2026 年 10 月に東京ビッグサイトで開催される JIMTOF 2026(レニショーブース:東 7 ホール、No.E7089 )において、オンマシン超音波厚さ計測プローブ「 RUP60 」を国内初公開します。RUP60 は、片側からしかアクセスできない大型ワークの計測を容易に行うことができるプローブで、専用の計測装置へワークを移動したり、機上で手計測を行ったりする必要性をなくすことができます。検査および検証プロセスの完全な自動化が可能になり、省人化を促進しつつ、迅速でトレーサブルな結果を提供します。また、専門的なトレーニングを積まなくても、使うことができるプローブです。
従来の方法による大型金属ワークの厚さの手動計測では、時間がかかり、工場内のスペースを余分に占有してしまいます。また、計測位置の誤りやカップリング不良といった、作業者起因のミスが発生しやすいという課題もありました。RUP60 は、1 本のスタイラスで 0.7mm~30mm の厚さに対応し、自動オンマシン厚さ計測を通じてこのプロセスの最適化に貢献します。また、本プローブは堅牢で、カプラントの有無にかかわらず、過酷な環境でも安定して動作できる点も強みのひとつです。
RUP60 を導入することで、ヒューマンエラーがなくなり、ワークのアダプティブマシニング (加工ー計測ー加工) に求められる高い精度の計測を確保できます。計測は 1 点あたり 2 秒もかからず、精度 10µm 以下、繰り返し精度は 2µm を誇ります。ワークを機械から取り外す必要がないため、段取り数を削減し、工場スペース、時間、コストの削減に貢献します。
RUP60 は、実績ある QE 無線通信プロトコルを実装しており、新しい RMM-QE 受信機兼インターフェースを介して工作機械コントローラとシームレスに通信します。また、RUP60 および他の QE プローブと、それらのプローブが扱う大量のデータの処理に対応するために、レニショーでは新たにユニバーサルセンサーインターフェース (USI) という製品も開発し、ご用意しております。
RUP60 の厚さ計測には、非破壊検査手法である超音波技術を採用しているため、計測対象を損傷することがありません。レニショーの Machine Tool Products Division で Lead Product Marketing Engineer を務める Heather Ormston は、この技術の利点について次のように述べています。
「超音波を使った厚さ計測は一般的に広く採用されている手法ですが、今回それを加工環境に革新的に適用することで、高速かつ高精度、高繰り返し精度の計測が可能になりました。RUP60 は、このプローブ単体であらゆる厚さ計測に対応できるオンマシン超音波ソリューションです。工程内計測およびリアルタイムのデータモニタリングを実現し、生産性の大幅な向上と飛躍的な効率化をもたらします」
RUP60 超音波プローブは、レニショーが誇るオンマシン計測用マクロプログラミングソフトウェア Inspection Plus に対応しています。また、Set and Inspect を使って直感的にプログラミングすることもでき、初心者から熟練者まで簡単に計測サイクルやキャリブレーションサイクルを作成および実行できます (キャリブレーションは、同一材質のキャリブレーション基準具やワークの厚さが既知のポイントで行います)
さらに RUP60 は、Renishaw Central をはじめとする他のレニショーソフトウェアとも互換性があり、既存のワークフローへの統合を、信頼性とトレーサビリティを確保しながら実現します。
RUP60 プローブが、専門的な作業を必要としないオンマシン厚さ計測の新たな標準を確立します。2026年10月26日から31日まで開催されるJIMTOF 2026のレニショーブース(東 7 ホール、No.E7089 )にて、ぜひ RUP60 の実機をご覧ください。
詳細については、www.renishaw.com/rup60 をご覧ください。
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