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レニショー、EMO Hannover 2025 でスマートファクトリーの新技術を展示 – 計測技術の未来を紹介

2025 年 8 月

グローバルなエンジニアリング技術企業であるレニショーは、EMO Hannover 2025 (9 月 22 日~26 日) にて、デュアルメソッドゲージングシステム、専用ゲージングソフトウェアをはじめとする、プロセスの自動化、クローズドループプロセスコントロール、迅速なワーク寸法測定に関する最新技術をご紹介いたします。

レニショーの技術や製品は、世界中の製造業が直面する課題である生産性の向上と高精度部品の効率的かつコスト効果の高い製造を実現するうえで高い評価を得ています。今年はホール 5 のスタンド D06 にてみなさまのご訪問をお待ちしております。

今回の展示では、CNC 加工およびプロセスコントロール向けの産業用計測および自動化ソリューションを紹介いたします。レニショーの技術は、CNC 加工プロセスにおける人手や熟練作業者の介入を不要にする自動化レベル、例えば無人でのワークセットアップ、クローズドループプロセスコントロール、製造したその場での加工品検査などを実現します。

レニショーのソリューションは、CNC 加工のためのロボット、計測技術そしてクローズドループプロセスコントロールの統合を、より簡単に効果的に実現します。CNC 加工およびクローズドループプロセスコントロールのための、市販のロボットハンドリングシステムに統合されたプロセス自動化技術、そして自動化された三次元測定機などにご注目ください。

また、産業用ロボットの精度と生産性を向上させるためのソリューションについても紹介いたします。迅速かつ容易なロボットセットアップやセルの復旧、そして自動化セルの精度を向上させるインプロセス計測を行うための技術/製品です。

現場向けの完璧なゲージングソリューションの紹介

EMO Hannover 2025 では、自動化セルへ統合可能な製品群を展示いたしますが、その中でも新製品として、Equator-X™ 500 デュアルメソッドゲージングシステムと MODUS™ IM Equator ソフトウェアにご注目ください。

Equator-X は、絶対測定と比較測定を 1 台で行うことができるシステムです。高速測定と高精度で、従来の 3 軸三次元測定機と比較して検査能力とスループットを大幅に向上します。

そしてこのハードウェアを支えるのが、コード不要のプログラミングとレポート機能を備えた MODUS IM Equator ソフトウェアです。レニショーで Director of Industrial Metrology Software を務める Rob Harrison は、以下のように述べます。「MODUS IM Equator は Equator の能力を引き出すためのソフトウェアです。検査プログラムを簡単に作成できるようになり、当社の計測ソリューションのポテンシャルを最大限まで引き出すことができるようになります」ブースにお越し頂いた方々には、ソフトウェアの使いやすさとプログラミングを実感していただけるデモをご覧いただけます。

Equator-X 500 には、レニショー製スタイラスやモジュラ式フィクスチャなど、幅広い測定タスクや用途にお応えできるアクセサリをご用意しております。

工作機械用次世代プローブ計測

EMO 2025 では、新たに NC4+ Blue レーザー式ツールセッターの第 3世代についてもお披露目いたします。新型の超小型モデル F100 は、±0.1µm (2σ) という業界最高水準の繰り返し精度を誇り、高速の工具測定と工具折損検出の常識を塗り替えます。

「レニショーでは、お客様にとって意味のある技術の開発を目指しています。新しい第 3 世代の NC4+ Blue の F100 は、サブミクロンレベルの精度、コンパクトさ、そして省エネ設計を融合させた、当社のアプローチを体現した製品です」(Steve Petersen、Machine Tool Products Division の Marketing Manager)

ものづくりをより簡単に

今年 2025 年におけるもうひとつのイノベーションは、QC20 ボールバーのユーザー体験を向上させるスマートフォンアプリの登場です。CARTO Ballbar Connect という名のこのアプリを使うことで、トレーニングをほとんど受けなくても工作機械の性能チェックを簡単にできるようになります。Laser Calibration Products Division で Director and General Manager を務める Dave Wall は、以下のように説明します。「CARTO Ballbar Connect のリリースをきっかけに、QC20 ボールバーをご利用し、定期的なボールバーテストによるメリットを実感していただけるユーザーが増えると思います」

加えて、ものづくりの複雑さを軽減するうえでは、FORTiS™ リニアエンコーダも効果的です。非常に堅牢なエンコーダで、過酷な工作機械環境でも高性能な測定が可能です。FORTiS は長期間にわたって機械の精度を維持するため、全自動化された無人運転に最適な製品です。

データ駆動型ものづくり

ライブデモとして、Renishaw Central をブース内の工作機械用プローブシステムや Equator、三次元測定機用測定システム、積層造形装置と接続し、データを収集している様子を展示いたします。

Renishaw Central を使用すれば、問題を特定し、次の加工前に製造システムや品質管理システムを自動更新するといったことが可能となり、リアルタイムの自動生産が実現します。製造データのデジタル化と可視化、そして応用が可能になり、仮想工場内でワークの流れをより明確に把握できるようになります。

計測技術の未来がここに

EMO Hannover 2025 のスローガンである「Innovate Manufacturing (ものづくりを革新する)。まさにレニショーのイノベーション精神を体現するスローガンです。可能性が広がり、計測技術の未来を示すことは、近い将来の話ではありません。すでに今現在の話になっています。レニショーのテクノロジーは、迅速、自動化、つながる化、柔軟性、使いやすさを兼ね備え、現代の製造業のニーズに応えます。

レニショーの EMEA 地域のトップである Rainer Lotz は、以下のように述べています。「計測技術の未来はすでにここにあります。EMO に来場する人々は、業界で最高の革新技術を目にすることになるでしょう。今年の展示会では、真に画期的な技術を発表できることを楽しみにしています」

ホール 5 のスタンド D06 にて、産業の未来を形作る最新技術をご覧ください。

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